年収90万円で東京ハッピーライフから学んだこと
東京で90万円でどうやったら暮らせるの?
そこにはどんなスゴイ節約テクニックを駆使していいるの?
このような興味を持って、この本を手にとった人は多いのではないでしょうか。
節約テクニックは紹介しません
ただ、今回は著者の生活テクニックは紹介はしません。
というのも、生活の方法って人それぞれなので、うわっつらだけ真似して生活コストを下げようとしても、かえってストレスになってしまうからです。
(そもそも節約本ではないですが・・・)
もちろん、他人がどんなお金の使い方を見る事は役に立つので、そういった意味で見るのであれば、直接本書にあたってみると良いかもしれません。
自分と向き合う事が無駄遣いを防ぐ
では、本記事では何を伝えたいかというと「自分にとって大切なものとそうでないものを徹底的に見極めよう。」という事です。著者はその見極めを徹底していると感じました。
例えば食。
著者は自炊をするのは苦ではないらしいのですが、栄養バランスを考えてメニューを考えるのが苦手でストレスが溜まる。それから、金銭面、健康面等を考慮し思考錯誤したところ「粗食」に落ち着いたそうです。
皆さんは、なぜ今の食生活をしているのか言語化できますか?
食に何を求めているかをしっかりと理解をしていれば、自然と無駄遣いも減ると思います。
自分で働き方をデザインする
次は仕事を例にとりましょう。
著者は週2日しか働いていません。
なぜか?
それは著者がこれだけ働けば満足だからです。
私がとても印象的だった言葉を引用します。
必要なだけ働けば満足なのか、それ以上にバリバリ働くか。わたしはそこを社会に決められるんじゃなくて、自分で決めたかったんです。
1日8時間、週5日働く事って誰が決めたんでしょうか?
人それぞれ1ヶ月に必要なお金の量は違うわけで、たくさん必要ならいっぱい働けばいいし、そんなにお金が必要ないなら週2日働くだけでいい。
だから労働時間に関しても、自分が大切にしているものに合わせてデザインしていけばいいはずです。
「1日8時間働く事は普通だから」と思考停止になるのは良くないと大事な事に気づかしてくれたのが本書でした。